2009年05月22日

月村奎 「エッグスタンド」 感想



◆内容紹介◆

他人に干渉するのも他人から干渉されるのも苦手な歯科医の宏一は、マンションの隣の部屋に一人で住むお気楽高校生の透に、最近何やかやと振り回されている。しかし、能天気に見える透の悩みに触れ、世話を焼いたりしているうちに、宏一は心の奥底に沈めていたある記憶を揺り動かされ…。
不可思議な感情の芽生えを描く表題作を含む三篇に、書き下ろし「チョコレート日和」を加えた月村奎の人気作、待望の文庫化。

◆感想◆
最近、小説書きたくなっています。別にBLじゃなくてもいいんですけど(笑)
ちゃんとプロットを考えて、長くなくてもいいからしっかりしたものを書きたいな〜。

さて、「エッグスタンド」を読みました。
初月村奎さんでしたが、大当たり!!授業中、うっかり泣きそうになりました←

透にひたすら共感。
透は、自分がゲイだということについて、溺愛してくれている家族に対して負い目を感じてるんですよ。
で、俺もバイかなーって感じなので、ちょっと家族に負い目を感じてて。そういう意味で、全体的に感情移入できたな〜。
後、このまま一生誰にも好かれない・・・とかそういう不安も分かるし。
俺の場合は、好きになれないということについてちょっと不安を感じるのですがね。

心理描写が非常に丁寧なので、かなり感情移入できました。
サブキャラも無駄な役割ではなく、一人一人が息づいてて、凄く好きな作品となりました。
攻めの宏一は、一見無愛想で感じの悪いヤツなんですけど、蓋を開けてみると案外面倒見のいい人。で、透の面倒を見たことから彼との交流が生まれ・・・っていう展開なのですが、そこの「人間同士の関係」みたいなのがしっかりしてた。特に好き。

他に、宏一の双子の妹・文乃の話もあります。
そちらは、人生・恋愛について悩む一人の女性が描かれていて・・・・・・

なんというか。
「キャラクター」として見れない。「人物」として見てしまう。
そんな作品。

ファンになりました!


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