2009年06月01日

月村奎 「秋霖高校第二寮(1)」 感想



◆内容紹介◆

聡にとって初めての寮生活はピカピカの希望に満ちていた。が、連れて行かれたのはボロボロの一軒家、先住者は双子の美人姉弟、ヤクザな教師、そしてカリスマ美形高校生作家波多野。
入寮早々、乱暴粗暴横暴の三拍子揃った波多野に使い走りにされ、言いたい放題に言われて、聡は腹が立ったり落ち込んだりするものの、なんだか彼が気になって仕方なくて…!?
ブランニュー・スクールライフのはじまりはじまり〜。

◆感想◆
木原音瀬さんの「FRAGILE」も読み終わったのですが、感想が追いつくかどうか。現在、月村奎さんの「WISH」を読み始めました。

秋霖高校第二寮(1)」の感想を少々。続きが気になる!
この間注文したとき、2巻がなかったので1巻だけしか買わなかったのですが・・・・・・

なんだか久々にBLで「萌え」を感じました。最近読んでた本が、比較的話の重い作品、若しくは痛々しい作品が多かったせいもあると思います。
文章の書き方は、月村さんデビュー以前の執筆作品ということもあり、なかなか違和感がありました。しかし、慣れていくとそのテンポのよさに呑み込まれる。
本当に軽い書き方で、最初はイライラしたのですが、読者に媚びるような書き方ではない・・・・・・あくまでも、聡(主人公)の視点で描いているだけなので、不快ではないですね。

最初は攻めの波多野が気にくわなかったのですが、「超絶ぶっきらぼうなのにホントは構ってほしいヤツ」と分かると、可愛さ半分憎さ半分といった気持ちになりました・・・・・・。超ツンデレ攻め?
聡が環境のいい第1寮にうつって、結局ボロい第2寮に戻ってくるのですが、その時の波多野のセリフが・・・・・・(笑)

聡「だって仕方がないでしょう。波多野さんは僕がいないとダメみたいだし」
波「わかってるなら、出ていってんじゃねーよ」

ニヤけが止まりませんでした!

波多野を含め、自分以外4人の第二寮生の面倒を見る聡も可愛い。長女体質として描かれているのですが。
彼は彼で結構幼い面もあり、それを波多野などに諭される(というより、嫌味たっぷり指摘される)場面が少なからずあります。その中に、月村さんのテーマに関わることが含まれたりして、「忘れがちだけど忘れちゃいけないな」などという感想を抱きました。
サラッと話に盛り込んでくる辺り、デビュー前に書いたものとはいえよい出来だと思います。

他、寮のメンバーも面白い!
寮の先生・石田に、双子の美人姉弟・美希と望。それぞれ個性豊かなキャラクターで、一つ一つの言動に思わず笑ってしまいます。
なんなんだこの軽いノリは・・・・・・!」みたいな。
平気で下らない駄洒落は言うし、「未成年者のセックスは親の許可が必要なんだぞ」的なことを言うし(石田せんせーがw)、それに双子も乗っかるし・・・・・・
なんかもう、上手く説明できないんですけど、アットホームな雰囲気とオヤジな雰囲気とBLな雰囲気と、色々なものがごちゃ混ぜになったような感じ
それが暖かくていいな〜。

石田と望に色々あったような様子なので、その辺りが気になりますね。続編買ってこよう〜〜〜。
キャラクターに癖はあるけど、嫌な思いをするような癖じゃないのもよかった。


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